MISSION
社会的孤立の解決を行う
私たちは、医学(精神医学)とナッジ理論(行動経済学)、AIなどの最先端技術を活かしたサービス設計を行い、社会との責任あるコミュニケーションを行っていく、社会的孤立を解決するヘルスケアベンチャーです。
高齢者にとって社会的孤立は、死に至る状態と考えられ、医療が求められる状態になる前にサポートが必要です。しかし、身体的には病気ではない状態であるため、医療機関とのつながりが乏しく、必要とされるサポートが得られないという問題があります。当社では高齢者がワクワクするヘルスケアアプリを開発・高齢者に提供し、病気になる前に本アプリを通じ、自然に社会的孤立に陥らない状態を作ります。
高齢者は聖人であるべきという差別的枠組み(agingという差別)を解消し、年齢問わず何歳になってもワクワクする生活ができる文化の構築のサポートをしてまいります。
高齢者がワクワクするヘルスケアアプリで
社会的孤立を解決できる4つの理由
①「社会的繋がりが心と命を守る」
国立長寿医療研究センターによる認知症発症リスクの研究結果によれば、友人との交流や地域活動への参加等、社会的繋がりが多い高齢者は、認知症発症リスクが46%低下するとされております。また、冠動脈疾患や脳卒中の発症にも、社会的繋がりが影響しているとの指摘があります。
出典:Influence of social relationship domains and their combinations on incident dementia: a prospective cohort study. J Epidemiol Community Health
②「シニア世代の社会的孤立は新型コロナウイルスにより悪化。対面での繋がりのみでは解決困難」
コロナ流行前の社会的孤立者割合は21.2%であったが、コロナ流行中は27.9%に上昇し、6.7ポイント増加しております。特に、男性や高齢者ほど孤立が顕著で、20代男性は2.8%に対し、70代では10.5%の増加が見られました。高齢者に対する孤立ケアが不可欠であります。
出典:Murayama H, Okubo R, Tabuchi T. Increase in social isolation during the COVID-19 pandemic and its association with mental health: Findings from the JACSIS 2020 study. International Journal of Environmental Research and Public Health 2021; 18(16): 8238.
③「70代の70%が既にスマートフォンを利用。シニア世代と若者の利用ギャップが縮小」
2022年のシニア世代のスマートフォン利用率は、前年度調査と比較して、60代が80%から91%、70代が62%から70%にそれぞれ上昇しました。
出典:モバイル利用トレンド 2022-2023( 株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所)
④「高齢者も恋愛を含む新たな出会いを求めている」
2003年の高齢単身者向け調査(荒木らの調査)によれば、以下の傾向が見られます。①女性は多様な愛情・関心の対象を持ち、男性は単身の寂しさを強く感じる。②交際相手がいる人は男性42%、女性38%で、交際相手を求める関心が高い。交際相手に配偶者がいる割合は男性21%、女性53%と高い。③結婚願望があるのは男性57%、女性25%で、男性の方が多いことが分かります。2012年も同様な調査結果が出ております。
代表メッセージ
初めまして、精神科医の物部と申します。母を亡くしてから、父は一人暮らしをしています。日々、元気を失っていく父の姿を見るのは辛かったです。救いは、新しく始めたフィットネススタジオでできた友達でした。人との繋がりによる精神的健康の改善を実感しました。しかし、一人の時間が多く、お酒とスマホが友達のような状態が続いていました。その後、私の勧めで父はSNSを始めました。SNSを通じて父は深いつながりと薄いつながりを得ることができ、お酒の量が減り、夜の時間が少し楽しくなったようです。
精神科医として言えることは、深いつながりと薄いつながりの両方が人生の価値を変えることがあります。50歳未満の方々には、社会とのつながりが多様であり、私たち医療チームができることは限られているかもしれません。しかし、50歳以上でこれから人生の大きな変化期に入る世代の方々に対して、私たちはつながりの価値を提供していきたいと思います。
代表取締役社長 物部 真一郎
役員紹介
物部 真一郎
精神科医、MBA(Stanford GSB class of 2015) 高知大医学部 特任准教授(病院経営プログラム) 日本スタンフォード協会 理事
略歴:2010年高知医科大学卒業後、精神科医として勤務。2015年スタンフォード経営大学院卒業(MBA)。2014年エクスメディオ社創業、オンライン診療サービス「ヒフミル君」「ヒポクラ」開発・運営。2019年同社売却、2020年代表退任。2023年超楽長寿株式会社設立、代表取締役社長。
今泉 英明
博士(政策・メディア, 慶應義塾大学 2005年) 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任准教授
略歴:2005年慶應義塾大学 博士課程修了、東京大学にて光ネットワーク技術研究。その後、楽天技術研究所、トヨタITCシリコンバレー勤務を経て、2014年エクスメディオ社創業。オンライン診療サービス「ヒフミル君」「ヒポクラ」開発・運営。2020年5月代表取締役就任、2022年1月退任。2023年2月超楽長寿社共同創業、代表取締役
宮岸 啓三郎
広告代理店でWebマーケティング運用業務に従事。その後リクルートに転職し、新規事業開発を担当し、エクスメディオに転職。同社運営の医師向けサービス“ヒポクラ × マイナビ”のマーケティングを担当するとともに、製薬企業向けのデータ解析商品を開発。2020年より高知大学医学部病院経営学プログラムの講師としてマーケティングの授業を受け持っている。2023年2月に超楽長寿社を共同創業
運営サービス
医療者が作った社会的孤立を解消するサービス。50歳以上が主な対象。
https://hhll.app/
会社概要
会社名 | 超楽長寿株式会社 |
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代表者 | 物部 真一郎 今泉 英明 宮岸 啓三郎 |
所在地 | 東京都中野区新井1丁目24-4井上ビル |
設立 | 2023年2月 |
事業内容 | 社会的孤立解消に関する事業 |
資本金 | 1億円 |
許可・登録・免許 | インターネット異性紹介事業 届出 登録番号:野方23-106740 届出番号:30230095000 |
電気通信事業 届出 |